東芝機械は、閉回路型静圧装置を採用したテーブル形横中ぐりフライス盤「BTH-130.R24」を発売した。テーブル積載荷重を従来の2倍となる40tまで増強できる。
東芝機械は2016年5月10日、高荷重ワークに対応した、テーブル形横中ぐりフライス盤「BTH-130.R24」を発売した。テーブル積載荷重を従来の2倍となる40tまで増強できる。
同製品は、重量物支持装置を用いた閉回路型静圧装置を採用している。従来の開放型静圧装置は、装置が大型化する傾向にあり、大型特殊機が中心だった。新静圧装置は、従来の動圧摺動面に追加できるため、汎用機である同製品への搭載が可能になった。
新静圧装置を採用したことで、従来20tだった最大積載質量は40tまで増量。また、段階的に荷重サポートすることで、金型などの無垢材を使用した重量ワークの加工にも対応できる。
さらに、静圧油を大気開放して回収する必要がなくなった。閉回路内で静圧油を使用するため、大気開放による油の劣化がなく、静圧油の使用量も低減できるとしている。
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