トヨタ自動車は、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数(プラグインハイブリッド車を含む)が2016年4月末までに900万台を突破したと発表。2015年12月発売の新型「プリウス」などの投入によって、ハイブリッド車の販売台数が伸びており、2016年内に1000万台の大台を突破する可能性もある。
トヨタ自動車は2016年5月20日、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数(プラグインハイブリッド車を含む)が同年4月末までに900万台を突破したと発表した。2015年7月末の800万台突破から約9カ月での達成となる。2015年12月発売の新型「プリウス」などのの投入によってハイブリッド車の販売台数が伸びており、2016年内に1000万台の大台を突破する可能性もある。
同社は、1997年にハイブリッドマイクロバス「コースターハイブリッドEV」と初代「プリウス」を発売。以降、ハイブリッド車の累計販売台数は、2002年3月に10万台、2005年10月に50万台、2007年5月に100万台、2009年8月に200万台、2011年2月に300万台、2012年4月に400万台、2013年3月に500万台、2013年12月に600万台、2014年9月に700万台、そして2015年7月に800万台を突破している。
2013年12月の600万台突破以降、9〜10カ月で100万台という販売ペースになっていた。今回の900万台突破は、新型プリウス発売の効果もあってか、販売ペースが上向きになりつつある。新型プリウス発売効果がほぼなかった2015年のハイブリッド車販売台数が120万4000台だったのに対し、2016年は1〜4月の4カ月間で47万1700台と年間140万台ペースの勢いになっている。
なお、地域別の販売台数で見ると、欧州と中国を含むその他地域での伸びが顕著だ。欧州は2015年が20万1500台なのに対して、2016年が1〜4月で9万1600台、その他地域は2015年が8万6400台なのに対して、2016年が1〜4月で4万8600台と前年を大幅に上回るペースになっている。
欧州では「ヤリス」と「オーリス」のハイブリッドモデルの販売が好調だ。その他地域では、中国現地で開発/生産する「カローラ/レビン」のハイブリッドモデルが販売台数を押し上げている。
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