CADデータの受け渡しに関する不具合を回避するためにJAMA(日本自動車工業会)がCADデータ・CAEデータの品質項目を定義して推奨値、設定理由を記述したのが「PDQ(ProdcutDataQuality)ガイドライン」です。3次元CADデータを品質をPDQガイドラインに合わせることで上記の問題を回避・軽減することができます。
IGESやSTEPなどで中間ファイルで受け取る場合、PDQガイドラインに沿った形でのデータであればスムーズに受け渡しができるようになります。ただし、PDQガイドラインは多岐にわたるため、データの検証を人が行うのは不可能に近い状況です。そこでデータ変換・修正ソフトを活用することでデータの検証を自動で行うことができ、受け取るCADにあった精度で取り込めます。
また取引先からネイティブデータ(CADの生データ)しか提供されない場合も、CADデータ変換・修正ソフトを使うことでより多くのCADに対応した受け取りができるようになります。
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