村田機械、熟練作業者並みの作業を実現するロボット床面掃除機を海外販売

村田機械が自律移動制御システム「It's Navi」を搭載したロボット床面洗浄機「Buddy」をシンガポールのチャンギ国際空港に納入した。

» 2016年05月10日 18時00分 公開
[MONOist]

 村田機械が、同社の自律移動制御システム「It's Navi」を搭載した自律走行式ロボット床面洗浄機「Buddy」をシンガポールのチャンギ国際空港に納入した。Buddyは「SE-500iX」として、製品を共同開発したアマノより日本国内では既に販売されており、空港などへの納入実績を持つが、海外への納入は今回が初となる。

photo チャンギ国際空港での「Buddy」稼働風景

 It's Naviは自走式掃除機などといった走行機能付き装置に自律移動機能を付加するもので、実装することで自動でのマッピング機能や経路生成機能、障害物回避機能などを利用できるようになる。

It's Navi搭載事例 「自律走行式 ロボット床面洗浄機SE-500iX」

 Buddyには経路記憶装置も搭載されており、自動走行させたい経路をオペレーターが手動走行させることで、走行の軌道と速度などの走行条件を記憶・再現することができるため、熟練作業者と同様の洗浄作業を2度目からは無人で実現できる。同社では今後、ショッピングセンターや病院など海外のさまざまな場所への導入を目指すとしている。

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