オリックス・レンテックが法人を対象としたロボットレンタルを開始する。第1弾としてスイスABB製の産業用双腕ロボット「YuMi」を周辺機器とセットで貸し出す。
オリックス・レンテックは2016年4月1日、法人を対象としたロボットレンタルサービス「RoboRen」を開始すると発表した。第1弾としてスイスABB製の産業用双腕ロボット「YuMi」を周辺機器とセットした「YuMi 検証パック」を提供する。
YuMiは2015年4月に行われたハノーバーメッセ2015に出展された、作業者協調型の双腕ロボットだ。多品種少数生産の効率化を目指し、人との協調作業を行うべく開発されており、安全性に配慮した他、双腕ロボットとしては軽量(約38kg)であり移動やライン組み込みが容易に行える。
オリックス・レンテックでは、YuMiとその稼働に必要な周辺機器を月額19万9000円(税別)にてレンタルする。周辺機器にはティーチングペンダントと純正ハンド(「2爪ハンド」)2つの他、プログラミング/シミュレーションソフトなどが含まれる。100Vでも駆動するため、利用場所を選ばない。
レンタルサービスは「検証パック」と名付けられてるよう、最新ロボットの機能確認や利用方法検証を目的として貸し出すため利用期間は最大6カ月間となるが、24カ月ないし36カ月の長期レンタルも受け付ける。
同社ではYuMiのような産業用を始め、コミュニケーションや介護などに利用できるロボットの貸し出しを通じて、“ロボット活用”を支援するとしている。
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