ユビキタスウェアの構成は、個々のデバイスやアルゴリズムなどが一種の部品のように独立した機能ごとに開発されており、これらを選択して組み合わせることでさまざまな業務環境に最適な柔軟性を実現していることが特徴である。
例えば、センシングに必要な人や物の行動や状態を高精度に検出する「ユビキタスウェア センサーアルゴリズム(以下、センサーアルゴリズム)」を社内外での実証により開発しているが、以下の例のような機能を最適に選択してすぐにデバイスに組み込んで使用できる。
また、各種センサーを搭載した「ユビキタスウェア コアモジュール(以下、コアモジュール)」は、ユーザー企業の製品やサービスに組み込めるようにした基板である。その他、IoTの使い方を提案するハードウェアとして位置情報を捉える「ロケーションバッジ・タグ」、生体情報を取る「バイタルセンシングバンド」、介護向けの「リモートケアベース」、ペット向けの「わんダント」、作業支援用の「ヘッドマウントディスプレイ」、運転支援用の「フィーリズム」などを用意している。
コアモジュールについては、開発キットなども用意しており、自社独自のIoTデバイスやサービスを開発するのも容易だ。また、手早く導入検討が行えるパイロットパックなども用意している。パイロットパックは、さまざまな組み合わせが考えられるが、例えば、ロケーションバッジ10個、センサーアルゴリズム、スマートフォン2台、IoTプラットフォーム、導入支援サービスを組み合わせたもので、80〜120万円程度だとしている。
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