さらに、同社初となる業務用3Dプリンタに関する発表も行われた。その1つがUV硬化インクジェット方式の業務用3Dプリンタ「3D JET」だ。
最大造形サイズは150×300×150mmで、解像度(X/Y軸)は600dpi、Z軸分解能は0.013mmを実現する。フォトポリマー樹脂を使用し、高品質かつ剛性のある試作品などの造形が行えるという。本体サイズは967×889×883mmで、重さは90kg。販売時期は2017年ごろを予定する(価格および日本での販売は未定)。
もう1つがインクジェット粉末積層方式の業務用3Dプリンタ「3PP0A」だ。最大造形サイズが221×221×201mmで、解像度(X/Y軸)は1600dpi、Z軸分解能は0.1mmである。造形スピードは、1時間当たり66mmを実現するという。
造形エリアに1層分の粉末樹脂材料を敷き、インクジェットで接着剤を吹き付けて固めながら繰り返し積層していく。サポート材が不要で、プリント中にインクを吹き付けることで造形物を着色することも可能である。本体サイズは1118×646×1235mmで、重さが155kg(販売時期や価格、日本での販売については未定)。
その他、2016 International CESの会場では、DLP方式を採用した光造形3Dプリンタ「ノーベル DLP」や、幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2015」(2015年10月7〜10日)で同社日本法人XYZプリンティングジャパンが展示した「ダヴィンチ Jr. 1.0 3-in-1」や「ダヴィンチ 1.0 Pro 3-in-1」「3Dペン」の展示なども行われた(関連記事:1人1台「3Dスキャナ」の時代に!? 3万円を切るパーソナル3Dスキャナ年内発売予定)。
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