医療機関内のヒヤリハットを防止する分析支援システムを発売医療機器ニュース

日立産業制御ソリューションズは、医療事故を未然に防ぎ、再発を防止する「インシデント・アクシデント分析支援システム」を発売した。医療機関で起こりやすいヒヤリハットの事例をデータベース化し、実効性のある対策立案を可能にした。

» 2015年12月02日 08時00分 公開
[MONOist]

 日立産業制御ソリューションズは2015年11月12日、医療事故を未然に防ぎ、再発を防止する「インシデント・アクシデント分析支援システム」を発売した。医療機関内で発生したヒヤリハットなどの事例収集や原因分析、対策立案、フィードバックなどの業務を支援するという。

 医療の現場では近年、医療技術の高度化や患者数の増加などにより、実害には至らなかった失敗であるヒヤリハットの報告件数が増加傾向にある。そのため、失敗の原因究明により医療事故を防止し、的確な対策を立案する仕組みづくりが求められているという。

 今回同社では、東京大学大学院工学系研究科の濱口哲也特任教授が提唱する「医療版失敗学」の原因分析手法を採用。日本国内の医療機関向け情報システムとしては初めてのことで、同手法の原因分析に基づく報告書フォーマット、原因分類、分析フレームワークを活用し、事故原因の究明や実効性のある対策の展開を可能にした。

 また、同システムは、院内ネットワークを活用したWebアプリケーションにより、院内のどこでも事故報告書の作成・閲覧ができる。医療機関で起こりやすいヒヤリハットの事例をデータベース化したことで、他病院を含む過去の事例や対策の成功事例を参照できる。

 サーバは、CentOS 7/Red Hat Enterprise Linux Server 7/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2のOSに対応。ユーザーのブラウザは、Microsoft Internet Explorer 8に対応した。価格はオープン。同社では今後2年以内に、100カ所以上の医療機関への導入を目指すとしている。

photo 「インシデント・アクシデント分析支援システム」のプロセス図

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