Volvo Cars(ボルボ)は、次世代自動車技術の開発でMicrosoft(マイクロソフト)と協業する。マイクロソフトの3Dホログラムを見られるヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」を自動車販売店におけるクルマ選びに利用するとともに、交通ビッグデータを使った新サービスや自動運転技術について協業範囲を拡大していく計画だ。
Volvo Cars(ボルボ)は2015年11月20日(欧州時間)、次世代自動車技術の開発でMicrosoft(マイクロソフト)と協業すると発表した。マイクロソフトの3Dホログラムを見られるヘッドマウントディスプレイ(HMD)「HoloLens」を自動車販売店におけるクルマ選びに利用するとともに、無線通信を介して収集される交通ビッグデータを使った新サービスや自動運転技術について協業範囲を拡大していく計画だ。
HoloLensは、マイクロソフトのホログラフィック技術「Windows Holographic」を採用した拡張現実(AR)技術によって、空中に浮かぶ3Dホログラムをジェスチャーや音声で操作(干渉)できるHMDだ。今回の両社の協業では、自動車販売店で顧客が自動車を購入する際に、ボディカラーやオプションパーツの選択、車両内部構造の3Dホログラムを用いたより詳細な車両機能の説明などに用いる。
この他、ボルボが開発中の自動運転技術を3Dホログラムで分かりやすく説明する機能も実装されており、ボルボの自動車製造ラインでの活用やも検討されている。
現時点では、ボルボが「デトロイトモーターショー2016」(一般公開日:2016年1月16〜24日)で初公開する予定のフラッグシップセダン「S90」に適用されており、米国ワシントン州レドモンドにあるマイクロソフト本社でデモンストレーションが可能な状態になっている。
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