I/Oを自由に構成できるIoTデバイスを発売、最大32台のスタック接続が可能FAニュース

コンテックは、I/O部分を自由に構成できる「CONPROSYS スタック型M2Mコントローラー」シリーズを発表した。モジュール化した信号入出力部分を、最大32台までコントローラー本体へスタック接続できる。

» 2015年11月09日 07時00分 公開
[MONOist]

 コンテックは2015年10月27日、接続したいセンサーやアクチュエータに合わせて、I/O部分を自由に構成できる「CONPROSYS スタック型M2Mコントローラー」シリーズを発表した。

 CONPROSYS M2Mコントローラーは、さまざまな通信機能をファームウェアに内蔵した、クラウド対応のリモートI/Oユニットとなる。モジュール化した信号入出力部分(I/Oモジュール)を、最大32台までコントローラー本体(CPUモジュール)へスタック接続できる。コントローラーにはLANポートを2個搭載し、LANケーブルだけで機器間を中継するため、工場内の機器間ネットワーク構築や既存のネットワーク環境への追加を容易にした。

 また、データ収集用のCONPROSYSクラウドサービスとの通信機能を内蔵しており、インターネット接続後、すぐに装置の状態監視を開始できる。無料で提供されるWindows用データ収集ソフトウェアを使用すれば、ローカルネットワーク上のPCに、複数のCONPROSYS M2Mコントローラーからのデータを収集できる。

 OPC-DA 2.0/3.0に対応したWindows用OPCサーバソフトウェアも無料提供され、OPC対応のSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)システムにも対応。内蔵のModbus/TCP通信機能により、Modbus対応機器との連携も可能にした。

 他に、グラフやメーターなどを使った表示画面を簡単に作成できるWindows用高機能HMIソフトウェア「ACTIVE TOUCH」や、関数体系でプログラミングが可能なWindows用APIも提供するという。

 ラインアップは、有線LAN対応のCPUモジュール1種、デジタル入出力モジュール2種、シリアル通信モジュール4種、アナログ入出力モジュール2種、温度センサー入力モジュール1種の計10種。2015年11月16日より順次発売する。

photo CONPROSYS スタック型M2Mコントローラー

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