世界の各都市に移り住むヤドカリTOKYO DESIGN WEEK 2015

「TOKYO DESIGN WEEK 2015」のSuper Interactive&Robot Museumのエリアでは、AKI INOMATAさんによる作品「やどかりに『やど』をわたしてみる」の展示が行われていた。

» 2015年10月27日 06時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

 2015年10月24日から開催されている「TOKYO DESIGN WEEK 2015」のSuper Interactive&Robot Museumのエリアでは、AKI INOMATAさんによる作品「やどかりに『やど』をわたしてみる」の展示が行われていた。

AKI INOMATAさんによる作品「やどかりに『やど』をわたしてみる」の展示 AKI INOMATAさんによる作品「やどかりに『やど』をわたしてみる」の展示 ※画像クリックで拡大表示

 同作品は、世界各地の都市を模した3Dプリント製の宿貝をヤドカリに渡して、実際に住んでもらうというもの。

 まずベースとなる宿貝を作るために、本物の貝殻の内部構造をCTスキャンで計測。撮影した断面画像を3Dモデルデータに変換し、世界各地の都市を模した3Dモデルデータと融合させて人工の宿貝を作った。宿貝の3Dプリントは、ストラタシスが全面協力し、美しい透明の樹脂で造形している。

3Dプリントした宿貝に住むヤドカリ/モデリングの様子 (左)3Dプリントした宿貝に住むヤドカリ/(右)モデリングの様子について ※画像クリックで拡大表示

 展示会場では、3Dプリンタ製宿貝を背負った本物のヤドカリの他、世界の各都市をモチーフにした人工宿貝のサンプルが複数展示されていた。

都市をモチーフにした人工宿貝のサンプル1都市をモチーフにした人工宿貝のサンプル2都市をモチーフにした人工宿貝のサンプル3 世界の各都市をモチーフにした人工宿貝

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