ホンダはスポーツタイプのハイブリッド車「CR-Z」をマイナーチェンジする。外観デザインの刷新や、リヤトレッドの10mm拡大による走行安定性の向上などを図ったが、月間販売目標台数は100台。2010年2月の新モデル投入時は月間販売目標台数が1000台だったので、10分の1になったことになる。
ホンダは2015年8月27日、スポーツタイプのハイブリッド車「CR-Z」をマイナーチェンジすると発表した。外観デザインを刷新するとともに、リヤトレッドを10mm拡大するなど走行安定性を高めた。発売日は同年10月19日。税込み価格は270万〜290万200円。月間販売目標台数は100台である。
外観デザインでは、フロントバンパーとフロントグリル、リヤバンパー、サイドシルガーニッシュなど、車両の前後左右で変更を加えた。従来モデルでは、ポジションランプのみLED光源だったが、新モデルからはヘッドランプとターンランプもLED光源とした。なお、このLEDヘッドランプは2015年5月に発売した「シャトル」で採用したインライン型である(関連記事:「シャトル」の鋭いフロントフェイス、インライン型LEDヘッドランプで実現)。この他、新デザインのアルミホイールを採用するなどしている。
走行安定性については、リヤトレッドを10mm拡大するとともに、サスペンションのダンパー減衰力やバネレートの見直しにより、さらに安定感、安心感のあるハンドリングを実現した。リヤトレッドの拡大は、センサーやカメラ、3Dスキャンなどを駆使した足回りの緻密な挙動解析に加え、リヤバンパー形状の変更、足回りの主要アームから練り直しなどによって試行錯誤を重ねながら実現した。
ブレーキ性能も、ディスクサイズを15インチにして、キャリパーピストン径、マスターパワーシリンダー径も拡大して向上した。
さらに、電子制御パーキングブレーキ、プッシュエンジンスタート/ストップスイッチ、車内のノイズに対して逆位相の音をスピーカーから出力してノイズを打ち消すアクティブノイズコントロール、レーザーレーダーを用いる運転支援システム「シティブレーキアクティブシステム」と各種エアバッグをセットにした「あんしんパッケージ」などの装備の充実も図っている。
今回のマイナーチェンジでさまざまな改良が施されたCR-Zではあるが、2010年2月の発売から5年以上が経過することもあって、月間販売目標台数は100台となっている。2010年2月時点の月間販売目標台数が1000台だったので、10分の1になったことになる。
なお、月間販売目標台数が抑えられているのは、これまで用意されていた安価な「βグレード」が廃止され、税込みの乗り出し価格が250万円以下から、270万円になった影響もあるとみられる。
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