スリム型産業用コンピュータの低価格モデルを販売開始FAニュース

東芝はスリム型産業用コンピュータシリーズの新モデル「FA2100SS model 400」の販売を開始する。信頼性、拡張性、メンテナンスの容易さ、長期の供給性を備えながら、省スペースで価格を抑えた製品だという。

» 2015年08月27日 07時00分 公開
[MONOist]

 東芝は2015年8月6日、スリム型産業用コンピュータシリーズの新モデル「FA2100SS model 400」の販売開始を発表した。

 FA2100SS model 400は、上位モデル「FA2100SS model 500」から、高信頼性、24時間連続稼働を前提とした設計、コンパクトボディ、製品の長期供給・長期保守といった特長を継承。上位モデルほどのCPU性能を必要としないユーザー向けの低価格モデルとなっている。

 同モデルでは高信頼性ECC付メモリ、ハードウェア内部を監視するRAS機能、ホットスワップ対応のミラーリングディスクを採用。放送、通信、上下水道、交通、電力など、さまざまな社会インフラシステム向け監視制御システムの端末として、長期安定稼働をサポートする。

 外形寸法は、100×310×340mm。設置スペースに応じて、縦置きか横置きを選択可能。光学ドライブ装置や拡張インタフェースをレスオプションとし、システム構築の際に必要最小限の構成を選ぶことができる。

 さらに24時間連続稼働を前提として、高信頼・長寿命部品を採用。ディレーティングを考慮したハードウェア設計とした。防塵フィルタ、プラグイン方式HDD、バッテリー、冷却ファンなどの寿命部品は、本体前面部から簡単に交換可能だ。

 販売開始後5年間にわたる製品の長期供給と、製造終了後7年間の長期保守に対応。海外安全規格への対応もオプションで選べる。注文時に指定すれば、「RoHS指令対応モデル」として出荷することも可能だ。

 最少構成時の標準価格は、一式で41万5000円(税抜き」)。

photo FA2100SS model 400
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