プリンタスは、熱溶解積層(FDM)方式のパーソナル3Dプリンタ「CUBIS」のマイナーバージョンアップ版「CUBIS 1.5」の販売開始を発表した。
プリンタスは2015年8月19日、熱溶解積層(FDM)方式のパーソナル3Dプリンタ「CUBIS」のマイナーバージョンアップ版「CUBIS 1.5」の販売開始を発表。同日、同社が運営するWebショップ「PRINTUS 3Dストア」にて注文受付を始めた。
販売価格(税込み)は初代CUBISと同じ5万9800円である。
CUBIS 1.5は、初代CUBISのコンセプト「安くても性能には妥協しない」を継承。配線設計の大幅な見直しを行うとともに、ユーザー要望の多かった庫内LEDライト、ガラス製ヒーテッドベッドの追加と、冷却ファンの増強(1個から2個へ)が図られている。また、天面および正面カバーが透明になったことで見た目の印象も変化している。
「長時間の連続稼働時に故障が起こりやすい部分の見直しや、より高度な造形に対応するための冷却ファンの増設など、法人のお客さまから寄せられた要望を取り入れることで、小手先の機能追加ではない、有用な仕様改善ができたものと自負している」(同社)。
本体サイズは431×400×376mmで、重量は13.2kg。最大造形サイズは185×140×125mmで、積層ピッチは0.15〜0.4mmとなっている。シングルヘッドで、ABSおよびPLAフィラメントに対応。インタフェースは、USBポート×1とSDカードスロット×1を備える。対応ファイル形式はSTLで、3Dプリント用ソフト「Repetier-Host」をサポートする。
今回の販売開始に併せ、専用PLAフィラメント(全6色)の取り扱いも行う。従来のABSフィラメント(全13色)の販売も継続されるので、ユーザーは好みや目的に合わせてフィラメントを選択できる。
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