メイカーたちの祭典「Maker Faire Tokyo 2015」では、超ビッグサイズのFDM方式3Dプリンタから日本初上陸の光造形方式3Dプリンタまで、多くのファブリケーションツールに注目が集まりました。また記事後半では、ちょっとおバカなゲームやロボコンなどもご紹介します!
2015年8月1〜2日に開催された「Maker Faire Tokyo 2015」には約350組が出展。猛暑にもかかわらず、多くの来場者が訪れました。今回は、夏休みシーズンに開催されたこともあり、子ども向けの展示も充実。親子で会場を見学している様子もたくさん見られました(関連記事:LED駆動コンピュータからAIでストII対戦、「Maker Faire Tokyo」はやっぱり“才能の無駄づかい”であふれてた)。
本稿では、3Dプリンタやレーザーカッターなどのファブリケーションツールを中心に紹介。さらに後半では、夏休みっぽい? 面白い&おバカな展示もリポートします。
規格外れのサイズで来場者の注目を集めていたのが、アイツーアイ技研の超巨大3Dプリンタ「ニンジャボット777」とその出力サンプル。最大造形サイズは一辺が700mmで、装置は人間の肩の高さほどもありました。今後は大きなフィギュアなども作ってみたいとのことです。
さらに、アイツーアイ技研では超小型3Dプリンタ「デルタボット」も展示していました。組み立てキットで、最大で直径80mm、高さ90mmのサイズを造形できます。
また、チョコレートの3Dプリンタも展示予定でしたが、残念ながら準備が間に合わなかったそうです。「チョコレートの場合、下の層が固まらないと次の層を乗せられないため、食品メーカーと協力しながら固める方法を探る必要があります」と説明員。
AFINIA 3Dプリンターのブースでは、FDM方式3Dプリンタ「H480」と、2015年7月に国内販売が開始されたばかりの一回りサイズの大きい「H800」が展示されていました。そこで出力していたのが木質フィラメントと銅質フィラメントの仏像です。
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