なぜFPGAが注目されるのか、開発ボードに触れて確認するMAX 10 FPGAで学ぶFPGA開発入門(1)(3/3 ページ)

» 2015年08月10日 07時00分 公開
[大原雄介MONOist]
前のページへ 1|2|3       

 3つ目が、FPGA自身の拡張性である。この評価キットに搭載されているのは10M08という製品で、ゲート(Alteraの用語ではロジックエレメント LE:Logic Element)数が8K、Block Memoryが378Kbit、User Flashが32〜172KB、18×18のMultiplierが24個と、ローエンドにしてはなかなかな充実振りとなっている。

 何をやらせるかによって8K LEで足りる場合もあれば全然足りない場合もあるが、取りあえず多すぎるほどの規模である。

 加えて言うなら、これだけの規模があると、同社のNios IIプロセッサも動作する。Nios IIは同社が提供するEmbedded CPUのIPであるが、最小構成ならば600LEでNios IIが構築可能である。絶対性能そのもので言えばCortex-M4あたりのプロセッサコアを搭載した方がはるかに高速であるが、構成を変えて試すには最適であるし、FPGAとプログラムの協調動作なんてことをさせるにはNios IIは非常に便利である。

 ということで、次回からこのMAX 10評価キットを使って色々と遊んでみた様をご紹介してゆきたいと思う。

「MAX 10 FPGA 評価キット」プレゼント

 本連載で利用する「MAX 10 FPGA 評価キット」を抽選で1名様に差し上げます(提供:日本アルテラ)。奮ってご応募ください。

photophoto MAX 10 FPGA 評価ボードとブロック図
募集要項
応募期間 2015年8月10日(月) 〜 2015年9月10日(木)
応募条件 アイティメディアIDの登録ユーザー
当選発表 当選された方には配送先の住所をお聞きするために登録メールアドレスにEメールをお送りします。配送先住所をご記入の上ご返信いただいた方にプレゼントをお送りします。
当選無効 Eメールのご返信は7日以内とさせていただきます。8日目以降にご返信いただいても、当選は無効とさせていただきます。
応募上の諸注意 ・キャンペーン期間中にアイティメディアIDの登録を削除された方は対象に含まれません
・当選者の権利は譲渡・換金・変更することはできません
・厳正な抽選の上、当選者の方へ賞品を発送、もしくはご連絡を差し上げます。なお、賞品のお届け先は日本国内に限らせていただきます。抽選と発送は2015年9月下旬〜10月中旬の予定です
・お預かりした個人情報は、アイティメディアIDの利用規約とアイティメディア株式会社の 「プライバシーポリシー」に基づいて厳重にお取り扱いいたします
・住所・電話番号などが不明確な場合や、転居による住所変更や電話番号変更など、何らかの理由により賞品がお届けできない場合は当選を無効とさせていただきます
・ご応募はお一人さま1回限りとさせていただきます。2回以上ご応募された方は、抽選対象外とさせていただきますのでご了承下さい。

※アイティメディアIDにご登録済みの方でも、追加の情報登録をお願いする場合があります。ご了承ください。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.