セットで提供される写真販売サービス「るくみー」は、保育園内で撮った写真をネットで販売するサービスだ。保育士はこれまで、撮った写真をクラスごとに分けたり、園児ごとに整理したりと写真事務にかなりの時間をとられていた。るくみーは保育士が写真をスマートフォンで撮るだけで、顔認識で個人を識別して家族に提供することができ、写真事務の自動化に成功した。るくみーの顧客園数は2015年4月時点で571にのぼるが、「どうにか撮影自体も自動化できないかと考えていた」(土岐氏)。そうした流れで産まれたのがMEEBOだったいう。
写真撮影、検温機能などさまざまな使い方が広がる予定のMEEBOだが、どうして「人型ロボット」にこだわったのだろうか。ヴイストン代表取締役の大和信夫氏は、「人型にすることで、ペットを飼っているような愛着が湧く」と説明。土岐氏も「園内ロボットは、まず子供たちに近くに寄ってもらうことが必要。それには人型であることが不可欠だ」と意図を話した。
ユニファは今後の目標として、園内写真を起点とした「家族メディア」の創出を挙げる。園内写真を活用して親子で遊ぶゲームや、祖父母が写真を見てプレゼントを行えるサービスなどを構想中だという。
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