「惨敗から学び栄光つかむ」、工学院大が世界最大のソーラーカーレースに再挑戦 : モータースポーツ (2/2 ページ)
WSCは、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで、総延長3021kmを縦断し、タイムや外部電源の供給量などを競う世界で最も有名なソーラーカーレースだ。日中の気温は40℃を優に超える、過酷なレースとなる。
同プロジェクトは大会の冠スポンサーであるブリヂストンを筆頭に、計38の企業・団体からサポートを受けている。レースを行うオーストラリアに行く選抜メンバーは15人。院生の上級生7人と、1/2回生中心の下級生8人で厳しいレースを戦い抜く。
日本に残るチームも、衛星通信などを活用して、当日の天気の行方を観測したり、OWLの走行データを分析してより最適な走行パターンを現地に伝えたりしてチーム一丸となって戦う。「前回の後悔は忘れない。目標はもちろん優勝だ」と監督の濱根氏は意気込みを語った。
工学院大学 ソーラーカープロジェクトのみなさん(クリックで拡大)
ブリヂストンの狭幅・大径タイヤは「AAAA」クラスの超低燃費、2014年中の採用も
ブリヂストンは、「エコプロダクツ2013」において、狭幅・大径を特徴とする超低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic」を展示した。2013年3月に発表した「ラージ&ナローコンセプトタイヤ」を商品化したもので、2014年中にも量産販売される車両に採用される見込みだという。
工学院大学が新開発のソーラーカーを公開、豪州3000km縦断レースの優勝目指す
工学院大学は、新開発のソーラーカー「PRACTICE」を公開した。このPRACTICEで、世界最大規模のソーラーカーレース「World Solar Challenge(WSC) 2013」に初出場し、優勝を目指す。
レースでの勝利と実用性との両立に挑戦! 工学院大学ソーラーカープロジェクト
現場における実践を通じて学生たちの技術力を高めていくことを目的とする工学院大学の「学生プロジェクト」。同校の「ソーラーカープロジェクト」もその1つ。2011年8月9〜12日に秋田県大潟村で開催されたソーラーカーレース「2011ワールド・グリーン・チャレンジ」の「ソーラーカー部門 チャレンジクラス」で工学院大学は第2位に入賞と大健闘! 同校のソーラーカー設計は「レースで勝つこと」だけを目指すのではなく、「実用性」「安全性」まで考慮する。おのずとハードルを高めてしまうことになるけれど、さまざまな難題をクリアしているうちに社会に出てからの実務能力の土台がどんどん築かれていく!
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