ブルレーは「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」(会期:2015年6月24〜26日)に出展し、米Formlabsが開発した光造形方式3Dプリンタ「Form 1+」と、Form 1+に対応する新素材「タフレジン」の展示を行った。
ブルレーは2015年6月24〜26日の3日間、東京ビッグサイトで開催されている「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」に出展し、米Formlabsが開発した光造形方式3Dプリンタ「Form 1+」と、Form 1+に対応する新素材「タフレジン」の展示を行った。
Form 1+は、最大造形サイズが125×125×165mmで、最小積層ピッチが0.025mmの光造形方式の3Dプリンタ。本体サイズは300×280×450mmで、重さは8kgと非常にコンパクトである。ブルレーは同年6月19日にFormlabsとパートナー契約を締結し、同年6月29日よりForm 1+の販売を開始する(関連記事:光造形方式3Dプリンタ「Form 1+」の国内販売を開始)。販売価格(税込み)は52万9800円。
「最近では熱溶解積層(FDM)方式の3Dプリンタでも同等の積層ピッチを実現するものが登場し始めているが、光造形方式のForm 1+は感光性の液体樹脂レジンを使用しているので積層痕などが目立たずにきれいな仕上がりを実現できる」(説明員)。
その一方で、液体樹脂レジンで造形したものは強度が弱く、もろいという欠点がある。こうした課題に対して、Formlabsは新たにタフレジンと呼ばれる新素材を発表している。「タフレジンは、強度と靱性を兼ね備えた衝撃に強い素材で、一般的なABS樹脂よりも壊れにくいという特長がある。従来の液体樹脂レジンは、形状確認やモックアップ作成での利用が中心だった。しかし、このタフレジンであれば、最終製品に組み込まれるパーツはもちろんのこと、最終製品そのものを作れる可能性を秘めている」と説明員。
ブルレーは「タフレジンの取り扱いを行う予定」(説明員)とするが、現在のところ価格や入荷時期については未定。「従来の液体樹脂レジンが1本(1リットル)1万9800円(税込み)なので、それプラスアルファくらいの価格になるだろう」と説明員。
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