IIJ、「スマートメーターBルート」のトライアル提供開始:Wi-SUN
インターネットイニシアティブは、スマートメーター活用のサービス提供基盤となる「IIJスマートメーターBルート活用サービス」のトライアル提供を開始した。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は2015年6月16日、スマートメーター活用のサービス提供基盤となる「IIJスマートメーターBルート活用サービス」の試験提供を開始した(関連記事:電力会社を経由しないでデータ収集、スマートメーターと直結する新サービス)。
本サービスはスマートメーターとWi-SUNのBルートで接続され検針データをクラウドにアップするアダプター「SA-W1」と、クラウド型自動検針システム。加えてSA-W1を遠隔管理するマネジメントシステムで構成されており、家庭向けの「Bルート」を利用することで、供給状況を迅速に把握したM2M/IoTサービスの導入が可能だ。
「IIJスマートメーターBルート活用サービス」の利用イメージ
「SA-W1」
既に国際航業やテンフィートライトなど10社が試験利用を予定しており、IIJではスマートメーターを活用したビジネスを検討中の企業、電力・エネルギーに関する事業を実施/検討中の企業を対象に、本システムの3カ月の試験提供を行う。提供内容としてはSA-W1の他、Wi-SUNの通信ドングル、クラウド型自動検針システムなどが含まれる。
- 電力会社を経由しないでデータ収集、スマートメーターと直結する新サービス
家庭に設置したスマートメーターから直接データを収集して、自動検針から遠隔監視まで可能な新電力向けのサービスが始まる。ネットワークサービスを提供するインターネットイニシアティブが6月から実証実験を開始して、2016年4月の小売全面自由化までに商用サービスに入る予定だ。
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