富士重工業は、ステレオカメラを用いた運転支援システム「EyeSight(ver3.0)」を搭載する「レヴォーグ」と「レガシィ」、「インプレッサ」、「WRX」の改善対策を国土交通省に提出した。対象となるのは合計6万8557台。
富士重工業は2015年6月4日、ステレオカメラを用いた運転支援システム「EyeSight(ver3.0)」を搭載する「レヴォーグ」と「レガシィ」、「インプレッサ」、「WRX」の改善対策を国土交通省に提出した。対象となるのは、レヴォーグが2014年5月〜2015年4月に製造した4万1527台、レガシィが2014年10月〜2015年4月に製造した1万851台、インプレッサが2014年11月〜2015年4月に製造した1万1503台、WRXが2014年6月〜2015年4月に製造した4676台で、合計6万8557台。
原因は、EyeSight(ver3.0)の故障検出プログラムの不具合である。具体的には、ブレーキランプスイッチが故障した際に故障の検出に時間を要する場合があり、そのときに「アイサイトが利用できない」という警告が表示されないとともに、衝突被害軽減ブレーキ(いわゆる自動ブレーキ)などのブレーキが掛からないおそれがある。
市場での不具合発生件数は0件。事故も発生していない。社内情報から不具合を発見した。
改善措置は、対象となる全車両でEyeSight(ver3.0)の制御プログラムを書き換える。
なお、前世代の「EyeSight(ver2.0)」搭載車両については、改善対策の対象になっていない。
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