NECは「第26回 設計・製造ソリューション展(DMS2015)」で、「『造る』『運ぶ』『売る』をつなぐバリューチェーン・イノベーションにおける次世代モノづくり」をテーマに、約20種類のソリューションを紹介。中でも同社が注力テーマとして挙げているのが、インダストリー4.0などの新たな動きによって注目されている「モノづくりにおけるICT活用」だ。
2015年6月24〜26日の3日間、東京ビッグサイトで「第26回 設計・製造ソリューション展」(以下、DMS2015)が開催される。NECは「『造る』『運ぶ』『売る』をつなぐバリューチェーン・イノベーションにおける次世代モノづくり」をテーマに、同社が2012年から展開している製造業向けソリューション「NEC ものづくり共創プログラム」をベースとした約20種類のソリューションを展示やセミナー形式で紹介する。
近年、ドイツの国家プロジェクト「インダストリー4.0」が話題となり、米国でもインダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)が立ち上がるなど、IoT(モノのインターネット)やICTを活用した新たなモノづくりを目指す動きに注目が集まっている。「こうした動きは日本の製造業も無視できない状況だ」と主張するNECは、今回の出展おける注力テーマとして「モノづくりにおけるICT活用」を挙げている。
工場に関するものでは、IoT(モノのインターネット)/M2Mを活用した次世代工場管理システム、SDN(Software Defined Network)を利用した次世代工場ネットワークソリューションなどを展示。さらにIoT時代を見据えた物流システムの他、製造現場における拡張現実(AR)やバーチャルリアリティ(VR)技術、画像認識技術の活用例も披露する。また、2015年5月26日に公開されたPLMソフト「Obbligato III」の最新バージョンも初展示される予定だ(関連記事)。
こうしたブースでの展示に加え、テーマステージではNECが考える未来の製造業や次世代ものづくりの姿を紹介する他、ARやVR技術、画像認識技術などの体験コーナーも用意する。さらに講演では、複数事業のPDM(Product Data Management)システムを統合した事例を紹介する予定だ。
NECは今回の展示について、「インダストリー4.0などのICTやIoTを活用した次世代のモノづくりでは、顧客、設計者、サプライヤを含めた全体最適化が進むといわれている。NECはこれまで長年蓄積してきた生産革新やSCM改革についてのノウハウを軸とするものづくり共創プログラムを中心に、ICTの活用について企画から構築、実施までを一貫して提供できるのが強み。バリューチェーンの流れを意識した展示をぜひ体験してもらいたい」としている。
会期 2015年6月24〜6月26日 10:00〜18:00※最終日のみ17:00終了
会場 東京ビッグサイト
東ホール ブース番号:東13-14
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