歴代最高出力の310psを達成、新型「シビック TYPE R」は2015年夏に欧州発売ジュネーブモーターショー2015(2/2 ページ)

» 2015年03月04日 09時00分 公開
[MONOist]
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エアロダイナミクスも徹底追及

 エクステリアデザインは、スポーツモデルらしいアグレッシブさを備えたデザイン性とともに、ダウンフォースを高めて空気抵抗を削減するエアロダイナミクス性能も追求されている。高いダウンフォースを得るために、車体底部には整流板を、リヤバンパー下部にはディフューザーを設置。また、フロントバンパー下部のスポイラーに加え、サイドスカートを装備することで走行時に車体が持ち上げられる力を低減させている。

新型「シビック TYPE R」のリヤバンパー部分(左)とリヤウイングスポイラー(右)(クリックで拡大)出典:ホンダ

 前後のサスペンションには、パワートレインの出力を確実に路面に伝え、爽快なハンドリングを実現する「アダプティブダンパーシステム」を採用した。さらにフロントサスペンションには、高出力の前輪駆動車の特徴であるトルクステアを削減してコーナリング時の安定性や、ステアリングフィールを向上させる「デュアルアクシスストラットサスペンション」を搭載している。

 こうした高い走行性能を追求した結果、新型シビック TYPE Rはニュルブルクリンク北コースにおいて開発車両で行った走行テストで、「前輪駆動のハッチバックモデルではトップ」(ホンダ)となる7分50秒のラップタイムを記録したという。

新型「シビック TYPE R」のフロントシート部分(左)とメーター周辺(右)(クリックで拡大)出典:ホンダ
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