不二越は、メキシコにベアリングの生産子会社「ナチテクノロジーメキシコ」を設立すると発表した。生産拠点の新設により、中長期的に自動車生産の拡大が見込まれるメキシコ市場で、ベアリング事業を本格的に展開する。
不二越は2015年1月15日、メキシコにベアリングの生産子会社「ナチテクノロジーメキシコ」を設立すると発表した。中長期的に自動車生産の拡大が見込まれるメキシコ市場においてベアリング事業を本格的に展開する狙いで、メキシコでは初の生産拠点となる。
メキシコは近年、NAFTA(北米自由貿易協定)における自動車・自動車部品の生産・輸出拠点として、日系自動車メーカーやデトロイト3などの自動車関連企業の現地生産化が進んでいる。
同社では、中長期的な成長が見込まれるアメリカ・メキシコ市場を重点エリアとし、現地生産による地産地消を進めている。今回、メキシコに生産拠点を新設することで、特に需要が拡大している自動車用ベアリングの現地生産化を開始し、将来的にはロボット・工具・油圧機器・カーコントロールバルブなど、他事業への拡大に取り組むという。
新会社への総投資額は約30億円で、2015年12月に工場を竣工し、2016年春には操業を開始する予定。主に、自動車用ベアリングを生産し、2016年末には月産60万個、2018年末までには月産200万個を目指すとしている。
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