求職者の75%が3カ月以内に転職先を決定、一方で50代は3カ月以内30%と長期化傾向キャリアニュース

エン・ジャパンが人材紹介会社集合サイト「エン転職コンサルタント」上で転職コンサルタント130人を対象に「転職活動期間に関する調査」を実施。年代・職種ごとの転職活動期間について調査している。

» 2015年01月15日 14時00分 公開
[MONOist]

 年代や職種によってばらつきはあるが、求職者の8割が3カ月以内に転職先を決めているようだ。エン・ジャパンが2014年12月に発表したアンケート調査の結果から明らかになった。

 人材紹介会社集合サイト「エン転職コンサルタント」上で転職コンサルタント130人を対象に「担当した求職者のうち、転職がきまるまでどのくらいの期間を要する方が多かったですか?」と聞いたところ、「3カ月以内」(58%)という回答が最も多く、「1カ月半以内」の17%を含めると、求職者の75%が3カ月経たずに転職先を決めていることが分かった。

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 年代ごとに見てみると、3カ月以内に転職活動を終えるのは20代が最も多く90.5%。続いて、30代(81.7%)、40代(58.8%)、50代(30.6%)と、年代が上がるほど3カ月以内に転職が決まる割合は下がっている。

 同調査ではこの理由について、「年代が上がると企業から求められる能力・経験、求職者が必要とするポジション・年収のレベルが上がるため、長期化する傾向にある」と分析している。

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 年代だけではなく、職種によっても転職期間の差は見られた。「求職者の職種ごとに、転職が決まるまでどのぐらいの期間を要する方が多かったか教えてください」という質問では、3カ月以内に転職先を決める割合が高いのは、「技術系(IT・Web・通信)」(88.9%)、「事務・管理系」(84.5%)、「営業・マーケティング系」(79.3%)という結果が出た。

 製造業関連の職種については、「技術系(電気・電子・半導体)」では70.2%、「技術系(機械・メカトロ・自動車)」「技術系(建築・設備・土木・プラント)」では共に68.0%、「技術系(化学・素材・食品)」では67.3%が3カ月以内に転職が決まるとされている。

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