ところで、形状の変形についても新しい機能が増えています。元々、MoIにはDeformと呼ばれる変形の機能がありましたが、これにTwistというひねりの機能が新たに追加されました。先ほどの、テーパを使って押し出した立体を使ってみましょう。
ねじれた形状を作りたい時は便利ですね。
Boolean(ブール演算の機能も良くなっていました。メニューそのものの数は増えていませんが、選べる機能が増えていまいた。以下のモデルを使って説明します。
こちらをコップに仕上げてみます。この時点では、プリミティブの円柱の中身をシェルで抜き、取っ手をドーナツ型で作ってみただけです。内側に突き出したドーナツの一部が邪魔なので、カットしていきます。多分いちばん簡単なやり方の1つは、内径の円に沿って押し出しカットしちゃうことですね。
しかし、今回のMoIでは、BooleanのUnion(統合)機能を使うとさらに楽そうです。以下のように、ベース物体の外側面を利用した、リングのUnionという指定ができます。
結果としてカップの外側の持ち手の部分のみが残されてカップ本体にマージされました。このような単純な形状ではなくて、もっと複雑な形状の場合には、便利そうです。
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