ダッソー、航空宇宙・防衛産業サプライヤ向け新製品を発表製造ITニュース

航空宇宙産業における加工部品、複合材、板金、システム、設備などの各種分野を対象とする専用ソリューションで、知的財産(IP)を完全に保護しながら、複数のOEMとの協業ができる。

» 2014年12月16日 07時00分 公開
[MONOist]

 ダッソー・システムズは2014年11月28日、航空宇宙・防衛産業の中堅サプライヤ向けの新インダストリー・ソリューション・エクスペリエンス「エンジニアド・トゥー・フライ(Engineered to Fly)」を発表した。

 航空宇宙・防衛産業では、機体メーカー各社による「ジャスト・イン・タイム」の部品・システム納入が要請され、サプライヤ各社ではより柔軟な生産体制の確立が求められているという。

 エンジニアド・トゥー・フライは、航空宇宙産業における加工部品や複合材、板金、システム、設備などの各種分野を対象とする専用ソリューション。知的財産(IP)を完全に保護しながら、複数のOEMとの協業ができる。

 リアルタイムなプロジェクトの実行、事前定義されたテンプレート、自動化されたプロセスにより、運用効率も向上できる。さらに、各主要設計分野の専用ソリューションによって最適化され、設計から製造・生産までの全プロセスをデジタルで連続的にカバーできるとしている。

 これらプロジェクト管理のデジタル化および見える化により、現行の最先端手法と比べて生産性は40%向上し、総所有コスト(TCO)は最大15%削減できるという。

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