それでは、スマートコネクテッドプロダクトにより製品開発が変わる中、PTCはどのようなことを目指しているのだろうか。PTCでは従来メカCADを基軸とし、物理的な設計部分を中心に支援するソフトウェアを基軸としてきた。これらに加え、電気部分やソフトウェアなどの設計・開発を支援するソフトを追加。製品が企画され、設計され、製品の形を作り、それが大量生産され、アフターサービスを行うという部分までのライフサイクルをカバーしてきた。
しかし、IoTを組み込むことで「顧客の手に渡り、どのような環境でどのように利用されているかという情報を取得できるようになった。完全な製品のライフサイクルを全てカバーできるようになり、本当の意味でのクローズループライフサイクルマネジメントを完成させることができるようになる」とグレムリー氏は述べている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.