トヨタが米国でアプリ開発イベント、優勝は空撮の車両走行映像を楽しむアプリ組み込み開発ニュース

トヨタ自動車は、米国カリフォルニア州サンマテオで、通信によって「つながる」クルマ向けのアプリ開発イベント「Onramp Challenge」を開催。カメラを備えたラジコンヘリが走行車両を自動追従/撮影し、空中からの車両走行映像を楽しめるアプリを開発したチームが優勝した。

» 2014年12月09日 16時55分 公開
[MONOist]

 トヨタ自動車は2014年12月6〜7日(米国時間)、米国カリフォルニア州サンマテオで、通信によって「つながる」クルマ向けのアプリ開発イベント「Onramp Challenge」を開催した。同イベントには、シリコンバレーの起業家、ベンチャー企業、IT企業のプログラマーなどから構成される20以上のチームが参加した。

 イベントでは、24時間の制限時間内で「安全運転」や「運転の楽しさ」、「エコ運転」というテーマの下、どのチームが優れたスマートフォン向けアプリやウェブアプリを開発できるかが競われた。

 優勝チームは「Eye in the Sky」で、カメラを備えたラジコンヘリが走行車両を自動追従/撮影し、空中からの車両走行映像を楽しめるアプリを開発し、賞金1万米ドルを手にした。同チームのネイサン・シュウト氏は、「サーキットコースを実際に走行する車両のデータにアクセスができるというのは非常に魅力的だった。車両を自動追従するラジコンヘリと組み合わせない手はないと考えた」と述べた。

優勝チームの「Eye in the Sky」と、賞金を手渡すトヨタ自動車の犬塚力氏(写真内右端)イベントにおけるアプリの開発風景 左側の写真は、優勝チームの「Eye in the Sky」と、賞金を手渡すトヨタ自動車の犬塚力氏(写真内右端)。右側の写真は、イベントにおけるアプリの開発風景(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車

 トヨタ自動車常務役員の犬塚力氏は、シリコンバレーでイベントを開催した意義について、「つながる技術を用いるクルマの新しい楽しみ方をする世代が台頭してきた。この世代にクルマをアピールするのに、最先端のIT知能が集まる、ここシリコンバレーでオープンイノベーションイベントをするのが自然と考えた」と説明する。

 同イベントでは、サイオンブランドの小型FRスポーツカー「FR-S(日本名「86」)」を6台用意し、それらの車両に搭載した車両とアプリの連携プラットフォーム「CAN-Gateway ECU」の通信仕様「Vehicle Data Visualizer(VDV)」を初めて一般ユーザーに公開した。また、VDVにより、Bluetoothを使ってサーキットでの走行データをリアルタイムにスマートフォンに転送する技術なども体験できたという。

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