イオングループの農業法人であるイオンアグリ創造では、さまざまなパートナー企業とともに農業におけるICT活用や技術研究などに積極的に取り組んでいる。東京理科大学とも協力関係にあり、農作業現場での腰補助用マッスルスーツの活用に期待を寄せている。
「農作業中の従業員の事故やケガのリスク回避に活用していきたいが、現状、圧縮空気を送るためにはコンプレッサーを使うか、小型ボンベを背負うしかない。物流センターでは活用できるかもしれないが、屋外の農作業ではまだ使える段階ではない。ただし、ハウス内での作業であれば天井から電源や圧縮空気を送るためのケーブルを取り回しできるので可能性はあるだろう」(説明員)。
腰補助用マッスルスーツは、最大30kgの補助力を実現する標準モデルと、人工筋肉を左右1本ずつ(計2本)にした軽補助モデル(補助力:最大15kg)の2種類を用意。サイズも男性用・女性用があり、重さは標準モデルで約5kg、軽補助モデルで約4kgである。インタフェースとして呼気スイッチ、タッチスイッチなどが用意されており、用途に応じて選択することができる。
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