バルブ関連事業で培った技術・ノウハウを集約し、ユーザーに最適なソリューションを効率的に提供するため、国内5カ所に設立。センター間で専門技術者・作業場所・機材を相互補完することで、特定地区に作業が集中する場合でも迅速に対応できる。
アズビルは2014年9月24日、ソリューション型バルブメンテナンス事業拡大のため、「バルブメンテナンスセンター」を国内5カ所に開設したと発表した。
バルブメンテナンスセンターは、同社がバルブ関連事業で培った技術・ノウハウを集約し、ユーザーに最適なソリューションを効率的に提供することを目的としたもの。国内全域をカバーするため、鹿島・千葉・四日市・水島の4営業所と香春技術センター内に設置された。
同社では従来、事業所ごとに近隣地区のユーザーにサービスを提供してきたが、今後はセンター間で専門技術者・作業場所・機材を相互補完することで、機動的に対応する。これにより、特定地区に作業が集中する場合など、相互に専門技術者・作業場所・機材を調整して迅速に対応。他社製品に対しても、点検・整備・修理を行う。
また、同社製ポジショナと診断ソフトウェアを使用してバルブの診断・解析を行い、最適な保全計画を提案する診断サービスも提供する。さらに、海外でも国内同様のソリューションを提供するため、専門技術者育成のための教育も行っていく。
同社では、センターの稼働によってソリューション型バルブメンテナンス事業を拡大し、2016年度には2013年度国内売り上げの30%増を目指すとしている。
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