クラウドソーシングサービスを提供するクラウドワークスが、モノづくり支援プラットフォーム「メイカーズワークス」の立ち上げを発表した。製造、建設業に関する企画、設計、販売といった一連の業務プロセスをクラウドソーシングで支援する。
クラウドソーシングサービスを提供するクラウドワークスは2014年6月2日、モノづくり支援プラットフォーム「メイカーズワークス」を開設すると発表した。
同社は2012年3月からWeb/IT分野向けのクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を開始しており、現在70業種、16万5000人の会員が利用しているという。今回のメイカーズワークスの開設により、製造業/建設業にも対象分野を拡大する。
メイカーズワークスは、プロダクトデザイナーや、CAD設計者、オペレーターなど、モノづくりに関わるスキルを持つフリーランスと、そういった人材を求めている製造業/建設業に携わる事業者とのマッチング機会を提供するサービス。機械、回路、建築、雑貨などのプロダクト領域と、企画・デザイン、設計、検証、販売といったスキル・業務領域にカテゴリーを分けてサービスを展開する計画である。当初は、既に依頼案件の多い建築、雑貨のプロダクト領域を中心に、企画・デザイン、設計、販売に関する業務のマッチングを促進する方針。プロダクト領域とスキル・業務領域は、順次充実を図っていくとしている。
同社は今後、3Dプリントサービスや受託製造業などの製造施設を持った事業者と提携し、メイカーズワークスで試作、量産段階に至ったプロダクトアイデアと製造プロセスの橋渡しも行いたいとしている。また、製造業者とのネットワークを持つ、B2Bコーディネート業者や、クラウドファンディング事業者などとの提携も併せて進めていく予定だ。これらの事業者のサービスを利用している企業などが、クラウドワークスに登録しているデザイナーや技術者のスキルを活用できる体制を構築する狙いがあるという。
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