大日本印刷(DNP)は、教育現場におけるデジタル教科書・教材の導入に向けた実証研究を明星学院 浦和学院高等学校と共同で行うと発表した。
大日本印刷(DNP)は2014年5月20日、教育現場におけるデジタル教科書・教材の導入に向けた実証研究を明星学院 浦和学院高等学校(さいたま市緑区)と共同で行うと発表した。
実証研究では、同校の教師19人と生徒107人にタブレット端末を配布し、教科書や教材の紙版とデジタル版、電子黒板などを併用した授業を行う。
デジタル教材の有用性と学習効果の検証に加え、DNPが開発したデジタル教科書・教材用のビュワーやシステムの機能の検証も行い、早期の実用化を目指す。
DNPによれば、「デジタル教科書・教材は、映像や音声、関連資料などの多彩なコンテンツが利用でき、紙の教科書・教材にはない関連資料や、教師が独自に作成した資料を容易に閲覧できるなど、生徒の理解や関心を促進することができる」という。
今後DNPは、教科書・教材を発行する複数の出版社との連携を強化し、多くの小学校や中学校、高等学校で実証研究を行い、それぞれの特徴に合わせたコンテンツやシステムの開発とサービスを提供していく。
教師や生徒が快適に使える機能や、生徒ごとの学習進度に合わせて理解度の向上を促す多様な機能の開発にも注力していく。
この実証研究で使用するシステムは、「第5回 教育ITソリューションEXPO」(2014年5月21〜23日、東京ビッグサイト)のDNPグループブースで展示される。
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