PTCとGEの統合ソリューション「Proficy + PTC Windchill」は製品の設計部門と製造現場をクローズループで結び、設計から納入までの期間を短縮する。
米PTCと米GE Intelligent Platformsは2014年4月7日(現地時間)、自動車・電機などのディスクリート(組立)型製造業向け統合ソリューション「Proficy + PTC Windchill」を発表した。設計から納入までの期間を短縮するソリューションだとしている。
Proficy + PTC Windchillは「PTC Windchill」と「GE Proficy」を含むソリューション。製品の設計部門と製造現場をクローズループで結び、設計や製造を支援する業務システム間をリアルタイムで可視化。工場のパフォーマンスや品質の向上、製造時間の短縮や仕掛り在庫の低減・最適化につながるとしている。
製造業では現在、ドイツが進めるインダストリー4.0など、設計から製造までの距離を従来以上に縮め、システムの統合や製造機器の仕組みを再編しようとする動きが活発化している(関連記事:ドイツが描く第4次産業革命「インダストリー4.0」とは?【前編】)。今回の連携についても、マスターデータ管理により、基幹システムであるERP、製品ライフサイクル管理(PLM)、および製造実行システム(MES)などで一貫したデータ活用が可能となるという。
同ソリューションは即時利用可能。製品リリースのサイクル短縮や市場の変化の迅速な対応、手戻りを減らすことによる開発コストの低減、上流・下流工程の可視化を改善することになり、総合的な製品品質の向上に役立つという。
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