続いて紹介するのは、人と共生するパートナーロボットだ。
人間の生活を支援したり、高齢者の介護・医療の支援を行ったり、歩行・移動を支援したりなど、最も人間の暮らしに密接な存在といえる。また、展示会場ではロボットの他に、パワードスーツや小型ビークルなども注目を集めていた。
トヨタ自動車は2012年に技術発表を行った生活支援ロボット「HSR(Human Support Robot)」の実演デモを披露。移動用カメラ、距離センサー、タブレット端末などを備えた頭部、円筒型のボディ、折り畳み式のアーム(1本)で構成される。操作は、音声入力とタブレット端末上の専用ソフトウェアで行える
ホンダは、脚力が低下した人の歩行をサポートする「リズム歩行アシスト」を披露。大きく「腰フレーム」「大腿フレーム」「モータ」の3つのパーツで構成される。腰フレームの背中部分には制御コンピュータとバッテリーを内蔵する
クボタはNEDOのブースにおいて、ぶどう・梨農家の農作業を支援する「クボタ農業用アシストスーツ」の体験デモを実施。ぶどうや梨の場合、棚下で長時間、腕を上げて作業する必要がある。クボタ農業用アシストスーツは腕を最適な位置で支えることで、こうした作業の負担を軽減させるものだというCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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