続いて紹介するのは「探査」系ロボット。
探査といっても、住宅の床下や水中、迷路など、用途によりさまざまだ。展示会場ではこんなロボットたちに出会うことができた。
大和ハウス工業は、狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」の実機デモを披露。千葉工業大学や筑波大学との産学連携による研究を経て、三菱電機特機システムと共同で開発を行ったクローラタイプのロボットで、モグラをモチーフにしたデザインが特長。デザインを手掛けたのはロボットクリエーター高橋智隆氏だ。確かにモグラに見えなくもない
東京工業大学発ベンチャーのハイボットは、展示ブースに設置した水槽に水陸両用ヘビ型ロボット「ACM-R5」を解き放っていた。本物のヘビのように、体をくねらせて推進力を発生させて動く。先頭節には小型カメラが搭載されており、探査・監視などの作業に活用できるという
ロボット大賞のゾーンには、東京大学 生産技術研究所/海洋工学研究所/海上技術安全研究所による、海底面を全自動で探査することが可能な自律型海中ロボット「Tuna-Sand」が展示されていた。全長1.1m、最大深度1500m、航時間約8時間。画像処理による障害物検知などの機能を備える。下方カメラで海底面を撮影するとともに、ソナーで海底までの距離を計測することが可能
マイクロマウス/ロボット体験コーナーでは、エキスパートが製作したマイクロマウスのスピードを間近で見ることができた。レース中は多くの来場者がコースを取り囲んで驚きの歓声を上げていた。マイクロマウスについて知りたい方は、MONOistの連載をご覧いただきたい| 関連記事: | |
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のブースで巨大なロボットの姿があった。「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2013」でも披露された三菱重工業の原発向け高所作業用遠隔操作ロボット「MHI-Super Giraffe」だ。ハシゴ部分の最高到達点は高さ8m。台車部には、三菱自動車の電気自動車(EV)「i-MiEV」の車載リチウムイオン電池システムをカスタマイズしたものが搭載されているCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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