2007年から3Dプリンタを販売し出した機械商社のアルテックは、中国で行われているペットボトル製造におけるブロー成型金型の試作事例を紹介した。アルミで試作型を製作していた時代は製作に360時間かかっていたところ、現在は3Dプリンタにより8時間で完成でき、大幅な試作期間削減が図れたという。
ITベンダーの丸紅情報システムズ(MSYS)は、教育分野での活用事例を紹介。2013年9月に開催された「全日本学生フォーミュラ大会」に出場した茨城大学の車両に搭載されたサージタンクは、MSYSが学生支援の一環で、社内のストラタシスのFDM式3Dプリンタで造形したという。流体解析で導いた最適な形状を再現したものだという。また、日本工業大学が主催した「3D-CADプロダクトコンテスト」では、優秀賞と佳作の作品をMSYSが社内の3次元プリンタでプリントして贈呈している。
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