旋盤とマシニングセンタ、2種類の工作機械を使っていた工程を1台で済ませられるようになり、加工物の移動時間などを減らすことができる。
ブラザー工業は旋削加工に対応の小型複合加工機「コンパクトマシニングセンタSPEEDIO(スピーディオ)M140X1」を8月8日に発売した。標準価格は1048万円(税込)。
M140X1には最高回転数2000min-1、最大トルク55N・mの新開発モータによる旋削主軸を搭載。割出し速度60min-1の高速傾斜軸も標準で備え、旋削加工や多面加工に対応。旋盤とマシニングセンタ、2種類の工作機械を使っていた工程を1台で済ませられ、加工物の移動時間などを減らすことができる。
減速時の発電エネルギーを再利用する電源回生機能を搭載するなど、省エネにも配慮。一般的な旋盤とマシニングセンタに比べて、消費電力を約15%低減した。使い勝手を向上した新型制御装置「CNC-C00」の搭載により、メンテナンス機能の充実、周辺機器制御対応やネットワーク機能を強化した。
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