米Autodeskは利用料が月額25ドルのクラウドベースの3次元CAD「Autodesk Fusion 360」の正式版を提供開始。90日間は無料で使える。日本での販売は現時点検討中。
米Autodeskは2013年6月25日(現地時間)、クラウド型統合3次元CAD「Autodesk Fusion 360」の正式版を米国で提供開始する。同サービスは、米Autodeskが2012年11月27日(現地時間)に米国ネバダ州ラスベガスで開催した同社ユーザー向けイベント「Autodesk University 2012」(会期は2012年11月27〜28日:現地時間)で発表され、現在までβ版として提供されていた。同社クラウドサービス「Autodesk 360」経由で提供する。
同社のデスクトップ用3次元CAD「Autodesk Inventor」とは異なるプログラムで、「フィーチャ履歴が残るタイプのダイレクトモデリング(寸法拘束なし)」となっている。モデリングは、「Sculpt(スカルプト)」「Model(ソリッドモデル)」「Putch(パッチ)」の3モードを切り替えられる。アセンブリも作れる。
機能面では自由曲面が作りやすいよう配慮し、GUIはアイコンを多く採用した。利用料は月額25ドルで、年間での使用契約となる。当面はオートデスクのオンラインストアのみでダウンロード販売となる(現時点米国のみ)。
日本における発売および日本語版については検討中とのこと。90日間の無償版については日本からもダウンロード可能だ。現時点、日本からの購入はできない。
月額の使用料を日本円に換算すると、サラリーマンが仕事帰りにふらっと飲みに行く程度の価格だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.