ユビキタスは、パイオニアのワイヤレスDJシステム「XDJ-AERO」に同社の組み込みデータベース「Ubiquitous DeviceSQL」と、組み込みシステム高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot」が採用・搭載されたことを発表した。
ユビキタスは2012年11月8日、パイオニアのワイヤレスDJシステム「XDJ-AERO」に同社の組み込みデータベース「Ubiquitous DeviceSQL(以下、DeviceSQL)」と、組み込みシステム高速起動ソリューション「Ubiquitous QuickBoot(以下、QuickBoot)」が採用・搭載されたことを発表した。
XDJ-AEROは、スマートフォンやタブレット端末、PCなどに保存されている楽曲やプレイリストをWi-Fi経由で受信し、ワイヤレスでのDJプレイを実現するホームDJ向けの製品である。
異なるプラットフォーム上のデータをシームレスに連携させるという、XDJ-AEROの特徴的な機能を実現するに当たり、従来、DeviceSQLの検索機能が可能にしていた音楽ファイル情報管理、プレイデータ管理、検索機能を、マルチOS/マルチデバイスに向けて展開する必要があった。さらに、複数デバイス間のデータ連携も大きな開発テーマとして検討しなければならなかったという。
そこで、XDJ-AERO本体だけでなく、スマートフォン/タブレット端末(Android版、iOS版)向けの専用モバイルアプリケーション、およびPC(Windows版、Mac版)向けの楽曲管理ソフトウェア「rekordbox」にもDeviceSQLを導入。これにより、従来の開発資源を流用しながら、シームレスなデータ連携や複数デバイス間での楽曲データ/プレイリストの一元管理を実現することができた。
さらに、XDJ-AERO本体には、QuickBootも搭載されており、ストレスのない起動時間を実現しているという。
なお、同社は2012年11月14〜16日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2012/組込み総合技術展」に出展(ブース:B-26)し、XDJ-AEROの展示を行う予定だ。
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