厳密なところのない“ユルさ”がBASICの良さでもあり、悪さでもあるといったところでしょうか。
ちなみに、1ページ目のサンプルでは省略していましたが、
FOR I=0 TO 5
↓
FOR I=0 TO 5 STEP 1
と記述することもできます。これであれば「Iを1ずつ増やす」ことがはっきりと分かるので、ワンパク君のイメージに近いと思います。
それでは、初期設定の記述も終わったところで、「じゃんけんの入力」部分に進みましょう。
@GAME INPUT"グー:0,チョキ:1,パー:2";ME IF ME<0 OR ME>2 THEN GOTO @GAME 'レイガイ
今回の『じゃんけんプログラム』で使われる変数『ME』は自分の手、変数『ENM』には相手の手が入ると考えれば、大体のことは見えてくるじゃろう。
配列はともかく、変数の定義とか全然しねェーんだナ……。なんだかムズムズしやがるゼ。
その場の思いつきで、新しい変数をジャンジャン増やせるユルさもBASICの醍醐味(だいごみ)じゃぞ。ただ、最終的に自分でも忘れて大変なことになったりもするがの……。
それ結局ダメなんじゃねェーか……?
そ、そのあたりはじゃな。えーと。つ、つまり、個人の裁量でうまく管理してもらいたいのじゃよ!
個人のことはともかくとして……。『@』が付くのは“ラベル”ってことかな。プレーヤーの入力した数が指示通り0〜2の範囲じゃなければ例外処理で『@GAME』に飛ぶ……と。
IF(もしも) 〜THEN(ならば) GOTO(〜に行け)ってのも、いかにもBASICらしい表現だね。
さよう。まさにBASIC流の読み下しじゃな。日本語BASICではズバリ『モシ〜ナラバ〜ニイケ』と表記されておるところじゃな。『ぴゅう太』、懐かしいわい(遠い目)。
ナ、ナニ!?
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