日本では、インクジェット・プリンティングに注目した技術開発が多く、NEDO事業の「インクジェット法による回路基板製造プロジェクト(2004〜2006年)」(参加:セイコーエプソンなど)*やSiP技術開発を目指した「プログラム実装コンソーシアム(2002〜2004年)」(参加:大阪大学産業技術研究所、アルバック、ハリマ化成、アトムニクス研究所など)がありました。
これらに続く、実用化を目指したNEDO事業としては、次の3つのテーマがありました。
ここでの連携と共同開発が、2011年4月のパナソニックと出光興産の有機EL照明合弁企業(パナソニック出光OLED)設立につながったものと推察されます***。
そして、2011年4月には、産業技術総合研究所(以下、産総研)は研究拠点「フレキシブルエレクトロニクス研究センター」を設立しています***。
この研究センターでは、
の早期実用化を目指すことを目標に掲げています。
2011年3月には、経済産業省主宰で、産総研のフレキシブルエレクトロニクス研究センターを主体に、民間企業も加わり、「次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合」****が結成され、同年5月31日から始動しました*****。ここでは、「有機薄膜トランジスタ(TFT)」「電子ペーパー」「電子回路評価技術に関わる標準化」が研究テーマとして取り上げられています。
** http://www.nedo.go.jp/activities/EF_00219.html
** http://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/press/EF/nedopress.2008-12-05.4362737538/
*** http://unit.aist.go.jp/flec/
**** 次世代プリンテッドエレクトロニクス技術研究組合の参加企業(五十音順) アルバック、出光興産、コニカミノルタIJ、産業技術総合研究所、JNC、写真化学、住友化学、綜研化学、ソニー、大日本印刷、太陽ホールディングス、DIC、帝人、東京エレクトロン、東芝、東洋紡績、凸版印刷、NEC、パナソニック、ハリマ化成、バンドー化学、日立化成工業、フジクラ、富士フイルム、ブラザー工業、ブリヂストン、三菱化学科学技術研究センター、リコー。
***** http://www.meti.go.jp/press/2011/05/20110531009/20110531009.pdf
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