オムロン ティー・エー・エスは、接客・サービス業での教育および笑顔トレーニング向けの「リアルタイム笑顔度センサ スマイルスキャン タブレット」を3月5日に発売。タブレット端末を採用することで、「設置スペースを選ばず、低コストで導入したい」という顧客ニーズに応える。
オムロン ティー・エー・エスは2012年1月16日、接客・サービス業での教育および笑顔トレーニング向けの「リアルタイム笑顔度センサ スマイルスキャン タブレット」を発表。3月5日から販売を開始する。販売価格はオープン価格である。
スマイルスキャン タブレットは、同社が2009年2月から販売を開始している「スマイルスキャン」のタブレット端末版だ。スマイルスキャンには、携帯電話やデジタルカメラなどの各種組み込み機器に搭載可能なオムロン独自の顔画像センシング技術「OKAO Vision」が用いられている。顔画像から表情によって変化する目や口の形、顔のしわなどの情報を読み取り、笑顔度合を測定することが可能だ。
従来のスマイルスキャンはカメラ、笑顔画像認識ユニット(センサーユニット)、PCなど、複数の機材が必要であったが、今回、機能を絞り込み、タッチパネル搭載のタブレット端末(10.1型ワイドTFTカラー液晶、カメラ付き/OS:Windows 7 Professional Service Pack 1(32bit版))1台に置き換え、「設置スペースを選ばず、低コストで導入したい」という顧客要求に対応した。また、バッテリー駆動(約5.7時間)はもちろんのこと、サイズが267×173×15.5mm(突起部は含まず)、重さが約890gと、持ち運び可能なため、場所を選ばずに利用できるのも特長だ(注)。
以下、スマイルスキャン タブレットの搭載機能について示す。
従来のスマイルスキャンは、流通業、ホテル業、運輸業など約250社で導入されている。今回のタブレット版の登場により、1店舗に1台の導入が可能となり、企業規模にかかわらず全ての従業員の笑顔トレーニングに貢献できるとしている。
なお、1月18〜20日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「第36回 日本ショッピングセンター全国大会 SCビジネスフェア2012」(主催:日本ショッピングセンター協会)において、スマイルスキャン タブレットの展示デモが行われるとのこと。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.