ホンダは、デトロイトで開催中の「北米国際自動車ショー2012」において新型「アコード」「アコードクーペ」に加えて、アコードのプラグインハイブリッド車タイプについて発表した。
ホンダは、米国ミシガン州デトロイトで開催中の「North American International Auto Show 2012」(北米国際自動車ショー2012、2012年1月9〜22日、現地時間)において、「アコードクーペ コンセプト(北米仕様)」のデザインスタディーモデルを公開した(図1)*1)。世界初公開である。2012年秋、北米と日本での同時発売を予定する。
*1) 同時に9代目となる新型「アコード」シリーズの概要を発表した。
これまでホンダは、アコードシリーズとしてアコードとアコードクーペを販売してきた。今回、新たにプラグインハイブリッド車(PHEV)をアコードシリーズに加える。「新しいPHEVはセダンではあるが、クーペタイプではない」(ホンダ)。PHEVの名称は未定だ。
2Lのガソリンエンジンの他、容量6kWhのリチウムイオン二次電池(バッテリー)を搭載し、出力120kWのモーターを搭載する*2)。
*2) 同社はこれまでフィットやインサイトなどでハイブリッド車を販売している。これらの車種では軽量化、コンパクト化のため、エンジンをアシストするモーターを1つのみ搭載していた。今回のPHEVではモーターを2つ搭載する。これは発電機として動作するモーターと駆動用のモーターを搭載するトヨタ自動車のプリウスなどと同じ手法だ。
「EV」「ハイブリッド」「エンジン直結」という3つの走行モードを使い分けることで、1000km以上走行できる燃費の高い高効率なシステムを実現するもくろみだ。EVモードでの走行距離は、10〜15マイル(16〜24km)であるという*3)。
*3) 最高時速62マイル(100km)での市街走行モードを想定した。
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