スキーやスノーボード用のスポーツゴーグルに内蔵して、各種センサーなどからの情報を表示するAndroid搭載GPSマイクロ・オプティクス・ディスプレイの開発に、メンターのAndroidプロフェッショナルサービスが貢献。
メンター・グラフィックスは、同社のAndroidプロフェッショナルサービスが、Recon Instrumentsの手掛けるAndroid搭載GPSマイクロ・オプティクス・ディスプレイの開発を支援したことを発表した。
同ディスプレイは、スキーやスノーボード用のスポーツゴーグルに内蔵して、GPSや各種センサーなどからの情報を表示するというもの。Recon Instrumentsでは「direct-to-eye通信」を実現する製品開発を手掛けており、テキサス・インスツルメンツのOMAP3プロセッサを搭載した「MOD」と「MOD Live」が主力製品としてラインアップされている。
MODは、速度、ジャンプの滞空時間、GPS位置、移動した垂直/合計距離、温度、高度、時間などの情報をリアルタイムに表示し、さらに滑降回数のカウンターやストップウオッチ/追跡機能を備え、調整可能なカラー・ワイドスクリーン・マイクロLCDを搭載している。
一方のMOD Liveは、MODの全機能に加えて、Androidを使用した追加機能、スマートフォンに無線接続し音楽プレイリスト、テキストメッセージ、発信者IDなどにアクセスするためのBluetooth機能を備える。またMOD Liveユーザーは、内蔵されたリゾート情報やグローバルトレイルマップを使って、ナビゲーションや仲間の追跡が行える。
メンター・グラフィックスのAndroidプロフェッショナルサービスについて、Recon InstrumentsのChief Technology Officer、Hamid Abdollahi氏は次のようにコメントを寄せる。「メンター・グラフィックスのAndroidサービスがなければ、全てのマイルストンをスケジュール通りに達成し、雪のシーズンに間に合うよう製品発売にこぎ着けることは非常に難しかったでしょう。メンター・グラフィックスが開発プロジェクトの開始時に、ソフトウェア・アーキテクチャ設計、シリコンのサポート、Androidソフトウェア開発を含む非常に重要な分野を支援してくれたおかげ、Reconのチームは緊密な連携を取りながら、発売前にソフトウェアを完成させることができました」(プレスリリースより抜粋)。
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