IARシステムズは、STマイクロ製 ARM Cortex-M3コアベース 32ビットマイクロコントローラ「STM32L」ファミリ向けの評価キット「IAR KickStart Kit for STM32L152VB」を発売した。
IARシステムズは2011年5月30日、STマイクロエレクトロニクス製 ARM Cortex-M3コアベース 32ビットマイクロコントローラ「STM32L」ファミリ向けの評価キット「IAR KickStart Kit for STM32L152VB(型番:KSK-STM32L152VB-JL)」を発売したことを発表した。販売価格は1万8000円(税別)となる。
同評価キットには、STマイクロエレクトロニクス製「STM32L152VB」搭載の評価ボード、LCDおよび周辺機器、JTAG-ICE(IAR J-Link Lite for Cortex-M)、統合開発環境(EWARM評価版)、サンプルプロジェクト、リアルタイムOS評価版が同梱される。
STM32Lファミリは、超低消費電力アプリケーションに特化されている。STM32L152VB搭載の評価ボードに、別売りの「IAR J-Link Ultra(Hi-Speed USB接続JTAG/SWD ICE)」を接続することで、IARシステムズの新技術「Powerデバッグ」(注)を最大限に活用することも可能だという。これにより、ソフトウェア開発者は、最小消費電力が要求されるハードウェアに対するソフトウェアアプリケーションの最適化を実現できるとしている。
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