カスペルスキーは、Android向けのセキュリティ製品「Kaspersky Mobile Security 9」の日本語版を発表。特設サイトから体験版のダウンロードが可能だ。
カスペルスキーは2011年4月14日、Android向けのセキュリティ製品「Kaspersky Mobile Security 9(カスペルスキーモバイルセキュリティ 9)」の日本語版を発表した。現在、同製品のスマートフォンサイトで30日間の利用制限の付いた体験版のダウンロード提供が開始されており、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルから発売されているSMSの受信が可能なAndroid端末(OSバージョン:1.6−2.2)で利用できる(表1)。
詳細な対応機種、制限事項は同社Webサイトを確認してほしい(対応機種については随時更新される予定とのことだ)。
キャリア | 機種 |
---|---|
NTTドコモ | GALAXY S SC-02B、LYNX 3D SH-03C、REGZA Phone T-01C、GALAXY Tab SC-01C |
au | IS03 |
ソフトバンクモバイル | GALAPAGOS SoftBank 003SH |
現在、Android端末上でのWebサイトの閲覧やメールのやりとりはもちろんのこと、コンテンツやアプリケーションの購入、ネットショッピングやオークションの利用などが日常的に行われるようになってきた。当然ながらこうしたやりとりには、金銭が絡んだり、個人情報の入力/送信といった動作が含まれる。同社は「最近のマルウェアの特徴である情報搾取や金銭目的の活動から考えると、これらの用途は狙われやすい要素を含んでいる」とし、Android端末でもPCと同様のセキュリティ対策が必要不可欠であると指摘する。
同製品には、端末のリモートロックやGPS追跡機能による場所の特定などが行える「紛失盗難時の対策」、リモートによるデータ消去やSIMカードの差し替えの検知および自動ロックなどの「不正アクセスからの保護」、連絡先やSMS履歴、通話・着信履歴をボタン1つで非表示にできる「プライバシー保護」、コンタクト先をブラックリストやホワイトリストに登録しフィルタリングを行う「迷惑電話/SMSスパムブロック」、リアルタイム保護やスキャンによる「マルウェアからの保護」などの機能が含まれる。
なお、体験版の試用期間終了後の対応については、現在検討中(試用期間の延長、もしくは有償版の提供開始など)とのこと。
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