旭化成エレクトロニクスは、アンテナ一体型ミリ波レーダーモジュール「AiM」と小型評価キットを組み合わせたセンシングソリューションの提供を開始した。カメラを使わずに、見守りなど人の状態検知を実装できる。
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帝京大学と東京大学は、小脳のプルキンエ細胞にシナプス入力する登上線維の「勝ち残り」過程について、シナプス伝達非依存的な選抜とシナプス伝達依存的な精緻化の二段階で進むことを明らかにした。
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ペルノックスは、生体電極業界の海外依存を断ち、供給の安定化を狙う、国産の生体電極用フィルム「SilkyLink MFX-1100」と生体電極用ペースト「Pertron K-398X」シリーズを発表した。
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ams OSRAMは、殺菌用途向けのUV-C LEDで、従来比約2倍となる電力変換効率10.2%を達成した。波長265nm、200mW出力クラスの評価デバイスで検証し、ドイツの国立計測機関PTBが10.2%のWPEを実証した。
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名古屋大学は、ハエの求愛儀式を決める脳の配線構造と遺伝子の関係を解明し、ある種に特有の「プレゼントを贈る行動」を別種のハエに移植することに成功した。
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東京大学は、光で活性化する小分子触媒を開発し、光と空気中の酸素を用いる光酸素化により、毒性アミロイドの無毒化に成功した。また、光酸素化を適用した疾患モデル動物の病態が改善する治療効果を実証した。
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シーメンスヘルスケアは、フォトンカウンティングCTのラインアップを3機種に拡大した。既存モデルを最上位機種とし、高分解能のデュアルソース機と設置性を高めたシングルソース機を追加する。
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富士フイルムは、携帯型X線撮影装置の新モデル「XD4000」を発表した。AI技術を活用し、撮影時に患者のポジショニングを支援する機能「X-ray Centering Navi」や、角度調整可能なタッチパネルを搭載する。
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近畿大学は、腹膜転移型胃がんに対して強い治療効果を示す、mRNAワクチンを開発した。免疫チェックポイント阻害剤と併用してマウスに投与すると腫瘍が消失し、転移の予防と治療の両面で有効性を確認した。
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テルモが臓器保存デバイスを手掛ける英国のスタートアップOrganOxの買収の狙いについて説明。同社の買収により、テルモは成長市場である臓器移植関連分野に本格参入することになる。
朴尚洙()
田中貴金属グループのTANAKA未来研究所は、独自の「Auのナノ構造形成技術を応用した宇宙空間分子結晶化実験ユニット」を開発し、国際宇宙ステーションでタンパク質結晶化実験に成功した。
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ソニーマーケティングは、Mini LEDバックライトと独自のローカルディミング技術「Backlight Master Drive」を搭載した、医療用4K液晶モニター「M1シリーズ」の27型と43型を発売した。
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富士フイルムと堀場製作所は、遺伝子治療薬の生産性を従来比で約100倍に高める遺伝子導入装置を共同開発した。堀場製作所が連続エレクトロポレーション技術の実装を担当し、2026年以降の装置発売を目指す。
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医療機器メーカーのテルモは、スクリーニングステップ「Material Discovery」を構築。これにより、医療機器用新素材のプロトタイプの開発期間を大幅に短縮し、部門間の連携も強化した。いったいどのようにして、この飛躍的な効率化を実現したのか。テルモの挑戦に迫る。
遠藤和宏()
本稿は、医療機関にシステムを導入する際に必要不可欠となるサイバーセキュリティ対策について、情報システムメーカー(提供事業者)が取るべき対応を解説する。
伊藤健(富士ソフト),佐々木倫央(富士ソフト)()
横浜市立大学は、半導体PETを用いて脳悪性リンパ腫におけるMYD88遺伝子変異を非侵襲的に判定できることを明らかにした。個別化医療に向けた画像診断法として期待が高まる。
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大阪大学などの研究グループは、DNAの二重らせんをその場でほどいて読み取る「ヒーター内蔵型ナノポア」を開発した。少電力でのリアルタイム解析を可能にし、将来的な小型遺伝子検査装置への応用が期待される。
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カシオ計算機は、子宮頸部観察用のコルポカメラ「DZ-C100」とカメラスタンド「CST-100M」の台湾販売を開始した。台湾食品医薬品局の医療機器認可を取得し、画像管理ソフトも併せて提供する。
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パテント・リザルトは、医療機器業界の特許の引用状況を分析した「他社牽制力ランキング2024」を発表した。拒絶理由として引用された件数が多かった企業は、テルモ、キヤノンメディカルシステムズ、MEDTRONICの順となった。
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ORPHEは、6軸モーションセンサーと圧力センサーを搭載したスマートインソール「ORPHE INSOLE」のβ版を研究機関や開発者向けに先行販売する。リアルタイムの動作解析と安全性評価が可能になる。
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宝飾品や金地金で知られる田中貴金属グループが、創業140年を機に、プレスカンファレンスを開催した。電気自動車の普及による白金(プラチナ)需要の減少という危機を前に、老舗メーカーの同社が打ち出した解決策や、環境に貢献するリサイクル事業の強化など、新たな貴金属ビジネスが明かされた。
遠藤和宏()
日本メナード化粧品らは、炎症性皮膚疾患である酒さの慢性化に皮膚常在菌叢の乱れが関与している可能性を明らかにした。酒さ患者の皮膚では、健常な人と比べてレンサ球菌の割合が高いことが確認された。
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本連載第120回で第2次トランプ政権下の公的医療保険改革を取り上げたが、それ以降もデジタルヘルス活用の取り組みがさらに加速している。
笹原英司()
東京理科大学は、マウスを用いた実験で、他者の痛みが伝わる一因が、痛み刺激による発声音にあることを明らかにした。感情的な痛み伝達のメカニズム解明に向けた新たな知見となる。
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オリンパスは2026年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比12.1%減の2065億円、営業利益が同39.6%減の165億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同38.3%減の89億円で減収減益だった。
齊藤由希()
NECと東京科学大学は、医療関連データを仮想空間上で流通できるようにする、バーチャル医療およびヘルスケアシステムの構築に関する協定を締結し、共同開発を開始した。
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アボットメディカルジャパンは、日本初となる経皮的三尖弁接合不全修復システム「TriClipシステム」の製造販売承認を取得した。低侵襲な治療が可能で、治療後の重症度軽減やQOLの向上が確認された。
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東京大学は、リング状の培養筋組織を用いて、連続的で力強い収縮や関節ごとのしなやかな運動が可能な多関節構造のバイオハイブリッドロボットを開発した。培養方法の改良とC型アンカーの導入により、大きく持続的に収縮できる。
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東京科学大学は、マウスを用いた実験で、女性の体がカロリーを多く消費する理由を解明した。褐色脂肪組織のミトコンドリア機能の性差が、高いカロリー消費に関与していることが分かった。
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川崎重工業が開発した屋内配送用サービスロボット「FORRO」が、横浜市立みなみ赤十字病院での運用を開始した。24時間体制で医薬品や検体、採血管などを搬送する。
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