転換点を迎えるロボット市場の現状と今後の見通し、ロボット活用拡大のカギについて取り上げる本連載。第4回は、構造的な転換期へと差し掛かっているFAシステムと産業用ロボット市場の動向について解説する。
金崎寛(PwCコンサルティング)()
NTTコムウェアを含む4社は、IOWN APNとAIを活用したスマートメンテナンスの共同検証を実施した。ロボットの遠隔操作や映像から設備の異常を検知する仕組みを検証し、実用化が可能な高水準の数値結果が得られた。
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ニコンは、最先端テクノロジーの展示会である「CES 2025」に出展し、半導体製造装置などで培った微細加工技術で実現した「リブレット」技術をアピールした。
三島一孝()
ニデックは、トルクセンサー内蔵型精密減速機「Smart-FLEXWAVE BD」シリーズを発表した。センサーシステムの二重化と機能安全認証の取得により、ロボットシステムの開発時間とコストの削減に貢献する。
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ABBとEngineering Software Steyrは戦略的提携を締結した。両社が共同開発するシミュレーションツールにより、自動車の開発期間が最大1カ月短縮し、塗装工程の作業コストを最大30%削減できる。
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ワークの搬送にとどまらないAGVやAMRの活用事例が増えている。幾つかの導入現場を紹介しながら、その効果について考える。
長沢正博()
コニカミノルタは、測定の精度と信頼性を向上した分光測色計「CM-3700A Plus」を発表した。高精度な測定が難しい黒の繰り返し性を向上し、測定値の個体差を小さくすることで信頼性の高い色彩管理を支援する。
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GMOグローバルサイン・ホールディングスのメーター読み取りサービス「hakaru.ai byGMO」とugoの点検業務用小型ロボット「ugo mini」が連携を開始した。点検、検針業務の省人化やペーパーレス化を支援する。
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NECは、化学プラントなどの運転を支援する「プラント運転支援AI」と、シミュレーター上に再現したミラープラントを組み合わせたプラント運転支援システムを構築し、井化学大阪工場の大規模ボイラープラントでの実証実験に成功した。
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マツダは車載用円筒形リチウムイオン電池のモジュール、パック工場を山口県岩国市に新設することを発表した。2027年度の工場稼働開始を目指している。
長沢正博()
川崎重工業は、産業用ロボットのプログラミング支援ソフトウェア「neoROSET」の販売を開始した。視覚的なプログラミングが可能で、適用用途に合わせた専門機能を備えるため、ロボット導入の全プロセスを最適化する。
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三菱電機は、Mitsubishi Electric US Holdings傘下に、空調機器用圧縮機を製造する新会社MELCO HVAC USを設立した。同圧縮機の需要増加が見込まれるアメリカにおいて、消費地生産体制を強化する。
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1年間お疲れさまでした。MONOist FAフォーラムの2024年公開記事の人気ランキング TOP10を紹介します。
長沢正博()