Thinkerは、近接覚センサー「TK-01」に防塵(じん)機能を追加した「TK-01G」を開発した。チリやホコリなどの汚れのリスクがある現場でも、ロボットによる多様で柔軟なハンドリングを可能にする。
Thinkerは2024年7月1日、近接覚センサー「TK-01」に防塵(じん)機能を追加した「TK-01G」を開発したと発表した。
同製品は、赤外線とAI(人工知能)を組み合わせた独自のセンシング技法で、モノの位置と形をカメラレスで非接触かつ高速に把握できる。防塵機能を備えたことで、チリやホコリなどの汚れのリスクがある現場でも、ロボットによる多様で柔軟なハンドリングを可能にする。
ビジョンセンサーを用いたロボットハンドより設備投資が安価で、ガラス面や鏡面の取り扱いもできる。ワークをその都度センシングして対応できるため、ロボットのティーチングコストを削減。ハンドの切り替えも不要となり、生産性が向上する。粉じんだけでなく水沫のある現場でも活用でき、適切なケーシングによりメンテナンスも容易だ。
測定内容は距離とピッチ軸、ヨー軸角度で、測距範囲は1.5〜20.0mm(分解能0.1mm)、測角範囲は−20.0〜+20.0度(分解能0.5度)。最大応答速度約5ミリ秒で測定できる。センサー部サイズは69×22×11mm、AI基板サイズは55×60×14mm。センサー部重量は約35gで、ケーブル1mも含む。
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